ただやるだけではNG!効果的なPDCAサイクルの回し方

<今回の社長のお悩み>

社内のマーケティングにおいてPDCAサイクルが重要ということで、実践していますが結果が出ません。うまくPDCAサイクルを回す方法が知りたいです。

<その悩みにお答えします!!>

PDCAサイクルを回していくことは、マーケティングだけでなくどの施策に関しても重要な取り組みです。成果を出すためには、やみくもにPDCAサイクルを回していても意味がありません。今回は成果を出すためのPDCAサイクルについて紹介していきます。まずは、PDCAサイクルの基本から見ていきましょう。

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは、仮説と検証のプロセスを繰り返し行うことで、目標を達成したり、継続的な改善を行うことを言います。Pは「Plan」で計画、Dは「Do」で実行、Cは「Check」で評価、Aは「Action」で対策・改善のことを言います。

具体的なPDCAサイクルの回し方

Plan(計画)


Planは目標を設定し、その目標に向かってどのように行動していくかの計画を立てることです。ただ闇雲に設定するのではなく、なぜそのような目標を立てたのか、なぜそうした計画を立てたのか根拠をもって計画を立てることが必要です。


Do(実行)


Doは、Planで立てた計画を実行に移すフェーズのことです。計画を立てたら、問題解決や目標達成に向けて、すぐに行動を起こすことが重要です。


Check(確認)


Checkは、プロジェクトを実行した後の効果測定を行うことを言います。実際に計画した施策を実行し、どのような結果になったのか評価を行います。


Action(改善する)


Actionは、効果測定の結果を受けてどのように改善していくかを検討することを言います。実際に計画を実行して、目標を達成できなかった場合、どこに問題があって達成できなかったのか、今後どのように改善をしていくかを検討します。

なぜPDCAサイクルが必要なのか~3つのメリット~

ビジネスの世界では「PDCAサイクルは重要だ」と言われていますが、なぜPDCAサイクルは重要なのでしょうか?それは、PDCAサイクルを実行することで、会社の「ありたい姿」に着実に近づくことができ、成果を上げることができるからです。ここではPDCAサイクルを回すメリットを見ていきましょう。

①目標が明確になる

PDCAサイクルの1つ目のメリットは、目標が明確になることです。成果を出すためには、目標を定めることが大切ですが、チーム内で目標を共有するには目標が具体的である必要があります。PDCAサイクルを回す場合は、計画を立てる時点で「具体的な計画を立てる」という大前提があります。そのため、PDCAサイクルを回す際の「目標」というのは、おのずと明確なものになっていきます。

②施策を前進させ、効果が得られやすい

PDCAサイクル2つ目のメリットは、確実に施策を前進させることができ、効果が得られやすいということです。PDCAサイクルでは、施策を実行した後に必ず「Action」のフェーズで改善策を考えるまでがセットになっています。そのため、実行した施策をやりっぱなしにせず、今後どのように改善すべきかまでを考えるため、失敗をしたとしても改善を行うことで、施策を前に進めることができます。

③課題を発見しやすい

PDCAサイクル3つ目のメリットは、施策を行う上での課題が発見しやすいという点です。Planの段階で、具体的な計画を立てます。具体的な計画を立てるためには、数値や定量的な指標を用いて計画を行います。これらの数値を基準として、その後の効果測定や改善を行っていきます。そのため、施策を行う上で目標と実態がどれくらい乖離しているかが、はっきりとわかるようになります。結果、どこにどのような課題が潜んでいるのか、課題が発見しやすくなります。

PDCAサイクルを回すコツ

ここまでは、PDCAサイクルの基本的な内容やメリットを見てきました。ここからは、実際に各フェーズにおけるPDCAサイクルを回すコツを紹介していきます。

Plan~目標と期日を明確にする~

まずは目標と、実行の期日を明確にすることです。目標もただ「売り上げをアップする」ではなく「●月●日までに、●●万円売り上げる」と、期日や目標を明確にすることが重要です。この時大切になってくるのが「数値化」です。ただ「やる」のではなく、「いつまでに」「どのようになっていたいか」を数値として目標を立てると、より現実的な目標としてメンバーと共有することができます。

Do~誰が行うのか、各自の役割分担を明確化する~

計画を立て、実行する段階になったら「誰が」「いつまでに」「何をするのか」の役割分担を明確にする必要があります。ミーティングが終わり、チームとしての方向性は決まったものの、結局誰が何をやるかあいまいなまま、時間が過ぎてしまった…ということがあると思います。そのような状況に陥らないためにも、ミーティングの場面で「誰が」「いつまでに」「何をするのか」をToDoとして落とし込んでおく必要があります。会議で議事録を取る際には、必ず「ToDo」の欄を設けて、各自の役割を明確にし、共有をするのが施策を進めるうえで大事なポイントとなってきます。

Check~客観的な評価軸で評価を行う~

Checkの段階では、ただ「うまくいった」「うまくいかなかった」という感覚的な判断ではなく、「目標売り上げまでに●●万円足りなかった」「目標案件獲得までに●件足りなかった」など、定量的で客観的な評価軸により評価を下すことが重要です。感覚的な評価軸で評価を行ってしまうと、評価に大きなブレが出てきてしまったり、継続的に結果のモニタリングが出来なくなってしまいます。継続的かつ目標との距離感を的確につかむためにも、評価軸は具体的な数値など客観的かつ定量的な指標で判断をしましょう。


Action~定量的な数値から改善点を打ち出す~

Actionの段階では、今までの行動を振り返り改善点を見出します。その振り返りの際に重要になってくるのが、前の段階でも活用している「数値」です。PDCAサイクルを何度もまわしていると、だんだん「何を目指して行動しているのか」というのが分からなくなってくることがあります。しかし、客観的に判断できる数値があり、定量的に評価ができれば「ここの部分が弱い」「ここの部分が改善できるのではないか」と言った具体的な改善点が見えてきます。

第三者を入れることでよりグッと前に進める

PDCAサイクルをうまく回すコツとして、第三者の目線を入れて進めていくのも1つの方法です。
どうしても、意思決定者や実働者が同じであると自身に対する評価が甘くなったり、先延ばしにしがちです。そのような事態を避け、確実に前に進めるにはコンサルタントなど第三者が入り、客観的なアドバイスを受けたり、スケジュール管理をすることも1つの方法です。SMC-POWERでは「販売促進コンサルティング」として、企業様のPDCAを回すお手伝いも行っております。

SMC-POWERの販売促進コンサルティングについてはこちら

まとめ

☆PDCAサイクルを回すには、客観的数値を用いて、役割分担を明確にして進めましょう!!

  

 

動画制作についての疑問は、SMC-POWERに

ご相談ください!!

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秘密の人物SMC-POWERマン

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